エントリーNo.84の奇跡 | The WIZARD of Az   いつかの日か魔女になってみますから!

The WIZARD of Az   いつかの日か魔女になってみますから!

なんでもかんでも自由に記していきます。すいません、まだ魔法は使えません。

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ずぅっと、底をついていた自信が復活する日がやってきた!!!

キターーーーーーー!!!!!!!

社内コンクールというのが毎年あるのだけど、これは社員が自由参加でバックを出品して競い合う、会社の超ビックイベントなんです。


そこで、由緒ある会社賞を受賞しました♪


社員による人気投票で、応募点数約100のうち、第3位。
各部門で高得点、高評価をいただきました。

全社員の前での授賞式。
拍手喝采。
おめでとうの言葉がたくさん聞こえた。
人の波をかき分け前へ。
賞金の入った目録を社長の手から受け取る。
台に登って、マイクで震えた声で作品について語った。

決められた作業期間は10~11月中旬の就業時間以外の時間。
10月を度重なる体調不良で潰し、11月の少ない作業時間で作り上げたこのバックには感動もひとしお。
指を怪我して片手で作業をしていたっけ。

健康だけが取り柄でそれだけが自慢だったのに、ここ2年くらいは体調の良い日を数える方が少なかった。
同時に物作りに対する自信もすっかりなくなってた。
作ることが好きなだけでは仕事にならない。
色んな抱えきれないものが溢れて、冷静になることがなかった。
自己嫌悪記録を毎日更新してた。


作品には今まで自分が身につけてきた技術を至る所にちりばめた。
子供服からのアレンジ。
革と布との組み合わせ。
色のトーンを合わせるために紅茶を使って全体を染めあげた。
金具を本来の役割からわざと遠ざけて、飾りという使い方をした。
キーホルダー、携帯ケース、ブローチ、ベルト…
これ、いらないんじゃない?と思っちゃうくらい装飾した。

入社して4ヶ月。
初めてのコンクールで射抜いた栄冠。
グランプリじゃなくても、悔しくなかった。
投票してくれた人がいただけで救われた。
トイレでひとしきり泣いた。
専務が笑顔で頭をなでてくれた。
営業部のみんなが肩をたたいてくれた。
おごって~とすがりついてくる人もいて笑った。


たくさんの言葉と笑顔と、私はこの日を一生忘れないと思う。


これをきっかけに今までの自分と決別して、新たな気持ちで明日からまたやってみようと思う。